ね こ ろ ぐ

イヌのココロを持ったネコ。イタリア暮らし。ドラマチックな毎日をつづっています。

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

裏返しの格言

昨日の続きというわけじゃないけど、ある、家具の修復工房にかけてあった額。 日本だと、『努力』とか、『忍耐』っていうのがかかってるよね。 イタリアは・・・ 『明日でもできることは、明日やれ。』 『他人でもできることは、他人にやらせろ。』 もちろん…

イタリアの正しい職場環境

早いもので、もうそろそろカレンダーの最初の1枚をはがす日も近い。 イタリアでも、日本と同じように、年末年始には取引先などから新しいカレンダーがプレゼントされる。 ハーブなどを扱う薬局や、化粧品会社のはきれいな花やイラストのカレンダーの場合が多…

メモリアル・デイ

1945年1月27日 今日はアウシュビッツからユダヤ人たちが解放された日。 日本では歴史の教科書で学ぶ1ページにすぎないけれど、ヨーロッパではまだまだ重い真実。 ヨーロッパ中のユダヤ人、ロム(ジプシー)、同性愛者、政治犯などが集められ、列車に乗せられ…

遠くからさよなら

祖母が亡くなった、という連絡が入った。 95歳で、もうこの1年ほどは寝たきりで、家族が言っても、もう誰だかわからなくなっていた。 日本に帰った時に見た祖母は、以前に見た時よりさらに小さくみえた。 わからない、とはいうものの、言葉に出して言えない…

お行儀のよいこと悪いこと

足でものを移動させたり、足でものを扱うのはお行儀の悪いこと。 日本の水洗トイレのレバーも、和式のものも、洋式のものもレバーは手で押すようにと教えられてきた。 レバーが高い位置にある洋式はさておき、和式のトイレのレバーなんて、足元にあるんだか…

イタリアにイタリア料理はなくて、日本にはイタリアにないイタリアがある。

『イタリア料理』って、ひとくくりに言ってしまうことが多いけれど、じつはイタリアは『イタリア料理』はない。 ミラノで、ミラノ料理のレストランに行き、 『僕、トマトのスパゲッティ!!』 なんて言われても、ないことが多い。 ナポリ料理のお店に行って…

ウオシュレット。ビデの正しいつかいかた

ヨーロッパを旅されて、ホテルで便器の隣にビデがあることがほとんどだと思いますが、何するものか、ちゃんと知ってる人は意外と少ないんじゃないでしょうか? ある場所からして、おおよその想像はつくでしょうが、いっときますが、そこでは用は足しません。…

ムーミンのガールフレンドはノンノンじゃなかった!?

ムーミンはイタリアじゃなくて、フィンランドですよ! と言われそーですが、今日、工房に、フィンランド人のかわいい女の子の研修生がやってきた。 彼女と話をしていて、当然の成り行きともいうべく、フィンランドの話題になり、 ーわたしの知ってるフィンラ…

イタリアの、とってもイタリアらしい時報

シエナ バーニョ・ヴィニョーネ ローマ時代のころからある温泉プール この国に住んでずいぶん経つけれど、やはりDNAが違うからか理解できないことがいくつか、いや、たくさんある。 そのひとつ。 時間にゆるいのはいまやすっかり慣れて、バスや電車が時間ど…

イタリア人のおじさんたちがオシャレに見える理由はと考えると…(写真添付しました)

期間中PIAZZA DELLA REPPUBULICA(共和国広場)に設営された本屋さん。 VIA TORNABUONI いつも凝ったウインドゥディスプレイを見せてくれるセレクトショップ、『LUISA VIA ROMA 』 今、フィレンツェでは『 PITTI UOMO 』という世界で一番大きなメンズファッ…

なぜ、ストラディバリの作ったバイオリンがいいといわれるか、ゆるい理由

『この道ひとすじ何十年!!』 というのが、日本人は好きだと思う。 最初にやり始めたことをいのち尽きるまで自分の使命としてやり遂げられる人はとても幸運な人だと思う。 私などはいろいろ過ぎて、全然ひとすじじゃないけど、最近はまた『それも楽し!』と…

ちいさな村の物語

マルコの家はフィレンツェを北に30キロほど行ったところにある。 毎月最初の日曜日は、村のメインストリートにアンティークのマーケットがたつ。 といっても20軒くらいかなぁ… 広場にテントを張ったり、テーブルに並べたり、広場の階段にそのままならべ…

たのしい話題を毎日提供してくれるイタリアの政治

どの国もなかなか国民を納得させてくれる政治家がいないようで政権が次々に代わっていくけれど、ここイタリアもけっこう大変。 素晴らしい指導者というのは指導者になって、やろうと思ったことが良い結果を出して、さらにその結果がより多くの国民に受け入れ…

エライ人たち

異国にいて異国の言葉をそこそこ操る。 そういう仕事上、ときどきエライ方々とご一緒することがある。 うんと年上のエライ人もいれば、私とそう齢が違わないエライ人もいる。 『やっぱり違うなぁ・・』 と思うのは、自分のことだけでなく、社会や世界のこと…

シエナ 大聖堂 ピッコロミニのライブラリーのフレスコ画

シエナ 大聖堂 ピッコロミニのライブラリーのフレスコ画 フレスコ画の、主要人物の装飾品にはホンモノのジュエリーがはめ込まれています。

ヒトは見かけによる!

(今朝、マルコのお父さんのお墓に持ってくバラ。むらさき。N氏を真似てちょっと静物画風に撮影!) ヒトは見かけによる! いつも文句ばかり言ってる人は、文句を言いそうな顔をしている。 いつも人を羨んでいる人は、うらやましそうな顔になる。 いつも悲し…