エライ人たち
異国にいて異国の言葉をそこそこ操る。
そういう仕事上、ときどきエライ方々とご一緒することがある。
うんと年上のエライ人もいれば、私とそう齢が違わないエライ人もいる。
『やっぱり違うなぁ・・』
と思うのは、自分のことだけでなく、社会や世界のことも考えている。
第一線というポジションにいるにはそれなりのはっきりとした理由がある。
ホンモノじゃないと、すぐに転げ落ちてしまうから。
物事を見ている距離や時間が違う。
経済力の大小にかかわらず、それぞれ、
私と同じようにプライベートがあり、
仕事があり、
仕事に関しては彼らがエライ分、私よりも忙しく、責任も重いはずなのに・・・
そういう人ほど、素敵な人が多い。
えらくなるにはちゃんとえらくなる理由があって、ならない人にはならない理由があるのだと思う。
それがいいとか悪いとかは別問題。
それはきっと、運がいいとか、そういうことではなく、きっともっとシンプルな日常の基本的な何かなんだと思うことがある。
えらいかどうかは周りの人が決めることであって、
自分で自分をエライと思ってる人は、逆に素敵じゃない人が多いな。
私などは、まだまだ自分のことで精いっぱい、手いっぱい。
周りのことや先のことはたくさん考えられないけれど
明日の私は、今日の私が作るもの。
大きなことはできないけれど、
さあ、明日のために、一つだけ、余分なことをしておこう。