外国人を怖がらせることのできる日本のたべもの
ガリレオさんのおうちを書いたころはまだ白かったレースフラワーの原っぱもすっかり茶色くなってこんな感じ。
夏をぶんぶん飛んでいたこがねむしもじっとしていて動かなかった。
虫が怖い私としては異例の撮影。
色がきれい。
かわいそうに、こんなきれいな色をしていたばかりにたくさん殺されて装飾品にされたんだろうな。
タイトルの、『外国人を怖がらせることのできる日本のたべもの』が、下の写真。にぼし!
昔から自分がたべるためと、友達を怖がらせるために何度か日本から持ってきたことがある。
手のひらに、ニボシをのせて、遊びに来た友達に(これはヨーロッパ系でやる必要がある。中国系だとこっちがびっくりさせられる、きっと!)
『わたし、これ食べてみせる!』
って言うと、
だいたい、みんな怖がる。(^_^)
ちょうど、わたしたちが、中華街や、香港などで、とかげの開いた乾物を見る感覚に似ているんだと思う。
イタリアでも、乾燥の鱈なんかは売っているから魚の干物がないわけではないんだけれど、このサイズの魚は、キンギョだったり、熱帯魚だったりするから、そういう魚が死んで、ミイラになったものに見えるんだと思う。
『ほーら!!』
と言って口に入れると、
こわがる人あり、
あきれる人あり、
好奇心いっぱいで食べてみたがる人あり。
今、思い出したけれど、ベニスでは甲羅を脱いだばかりの蟹を油で揚げるお料理がある。
わたしは、カニ好き!
エビよりもカニが好き。
ベニスでいつも頼むお料理はアドリア海で捕れる香箱ガニより二回りくらい甲羅の大きいカニで、クモガニ、というのがいる。
それを身をほぐして甲羅に詰めなおし、レモン汁とオリーブオイルで出してくれるクモガニのサラダ。
おいしー!!(^_^)
何よりも身をつっつかなくていい。
その時は、それ以外にももっと小さいサイズの甲羅を脱いだばかりの蟹をフライにしたものがあるとのことで、それも注文した。
白いレストランのお皿の上に15匹ほどの油で揚げて黒くなった小さなカニが盛られている。
1匹目。
中身は白い身で、まるまる食べられるから、食べるのは簡単。
香ばしくって甘い。
でも、ちょっと待って。(*_*)
色といい、大きさといい、あまりにクモに似すぎている。
おんなじファミリーの生き物だということを感じさせすぎる。
『すみません。私はどうしても食べられません。皆さんで食べてください。』(ーー;)
これと同じようなことが、ときどき八宝采におきる。
丸まって入っている、エビ!
あれが、カブトムシの幼虫に見えると、もう食べられない。
将来の蛋白源として、昆虫食が注目されているみたいだけれど、たとえ、粉末になってたとしても、わたしとしては複雑。