ね こ ろ ぐ

イヌのココロを持ったネコ。イタリア暮らし。ドラマチックな毎日をつづっています。

ごはんタイム

ちょっとずつ、日が沈む時間が早くなってきて、

少しずつ、夕焼けの色が濃くなってきた。

夏の終わりのような、秋の始まりのような、青い、青い空。

空気が澄んでいるから、遠くまでくっきり見えて、

風景が高画質。

写真はありませーん。ご想像くださーい。

 

写真がUPするのを待ってると、その間に書きたかったことも忘れるし、いらいらするので、写真なしどす。まだしばらくは・・・

 

 

モノスヤさんのブログを見てると、夕食の時間がときどき書かれているけれど、5時とか、5時半とか、あまりに早いのでびっくりする。

 

日本でも、うちの家は夕食の遅い家庭だったと思う。

みんなが、というか、父親が仕事から帰ってくるのが、7時半か8時ごろだったから、だいたいそんな時間から食べ始めて、9時半とか、10時くらいまで、たっぷり1時間以上食べてる、そういう家だった。

(今は実家にいるのは両親だけで、母は今は6時くらいにとる2人だけの夕食になったといっていた。)

そういう家だったから、イタリアに暮らして、夕食は8時、9時というのは、案外私にとって普通だった。

 

この国で、伝統的な意味で1日のメインのお食事は今もおひるごはん。

昼食にはパスタやミネストローネといったプリモと、

そのあとにメインディッシュで、お肉やお魚と野菜、果物などを食べる。

お昼にしっかり食べるから、夜は軽めにとるのが普通で、ピザなんかもどちらかと言えば夜の食べ物。

しかも夕食の時間が遅いから、朝目が覚めてもそんなにおなかがすいていることはないし、朝ご飯は、超簡単。

コーヒーとビスケットだけ、というのもよくあること。

 

初めて一人でイタリアに来て、ローマの駅近くの安いホテルに泊まった時、亀の甲羅の形をした中身が空っぽのパンとジャム、ミルクとコーヒーという、ホテルの朝食にしては簡単すぎるものしかなかったのが、時差ボケもあって腹ペコで目を覚ました私には悲しすぎるほど物足りなかったのを今もしっかり覚えている。

パンの中身が空っぽっていうのは、この国の人々はパンのおいしいのは皮のこんがりした堅いところで、中身のふわふわしたやわらかいところは食べない人も多い。

食パンの耳を残す日本人とは正反対。

そういうわけで、ローマ周辺でよく食べられるロセッタとよばれるパンは意図的に中のふわふわした部分が少ないように作られている。

最初、わたしはそれを知らなくて、中身のないパンにあたってしまったことを悔しがった。

懲りずに2つ目にトライして、やっぱり中身がなかったから、わたしはなんて不運なんだろう、その日悪いことが起こるんじゃないかと、危うんだりもした・・・

 

・・・そういうわけで、映画で見るような、家で朝食はとらずに、外のバールで立ったまま、コーヒーとブリオッシュという簡単朝食もあり。

朝食はだいたい甘いお菓子とコーヒー。

おっさんも、お兄さんも、女子供同様にジャムやクリームの入ったブリオッシュをほおばる。

 

そういうわけだから、外国人の観光客が、朝っぱらから、フライドポテトを食べていたり、お肉をはさんだハンバーガーを食べるのを、イタリア人は恐怖を持ってみてること間違いナシ!

マルコも初めて日本に来たときはホテルの朝食のビュッフェに焼いた鮭が並んでるのを見てびっくりしてた。

日本はゴージャスなのさっ!(^_^)

モノスヤさんは翌朝のから揚げを楽しみに眠るんだもんね!

 

 

そんな私をさらにびっくりさせ、怒らせたのが、しばらく階下に住んでたスペイン人。

なんたって、夕食に支度を始めるのが夜11時くらいで、真夜中の12時や1時に盛り上がってくる。

やかましいッたらありゃしない。

 

いろんな国の人間、生活様式もサマザマどす・・・・