スノッブな食べ物
もうすでにフィレンツェにもどってきていて、いつもよりさらにあわただしい日を数日過ごしますた…(>_<)
パリでは、写真だけで、コメントも書かず、手抜きで失礼しますた。
パリに行ったとて、
ブランドバックを買うじゃなし、
ブティックには入ることもなく、唯一買ったブランドものといえばチョコレート。
しかもお友達の頼まれモノ。
なんとかエルメって名前だったなぁ。
イタリアにも高価なチョコレート屋さんがいっぱいあるけれど、わたしはどちらかというと、中に何も入っていないシンプルなチョコレートのほうは好きなので、スーパーマーケットで売っているリンツやCOTE D’ORがお気に入り。
とくに、COTE D’ORのミルクチョコレートはちょっと独特の味がして、ヘーゼルナッツが入っているタイプはイタリアにもよくあるんだけれど、シンプルなミルクの板チョコはあまり見かけず、これは、パリでGET!
で、わたしがスノッブだという食べ物は、ブランドチョコなんかじゃあない。
フレッシュアーモンド。
果物屋の店先で見つけたとき、なんだか干からびた青梅に見えた。
おじさんに
これはなんなんだ???
と聞いてみると一つ取って、半分に切り裂いて、
食べるのかと思っていた実の部分は捨てて、
クリーム色の薄皮に包まれた種を取り出す。
さらにその薄皮をむいて、ミルク色の中実だけをそのまま食べる。
イタリアでは9月の末か10月の初め、フレッシュなクルミが売りに出てそれはもう外の果肉を外したクルミ状になっている。
でも同じように中の薄皮をむいて、ミルク色のまだやわらかい中身を食べる。
クルミ独特の渋みが少なくて、デリケートな味で、コツコツ時間をかけてむきながら食べるのが好きなので、このフレッシュアーモンドも結構気に入った。
というか、イタリアでは見たことがなかったので、うちのオヤヂに見せて自慢したかった、というのもある。
フィレンツェに持ち帰り、見せたら、案の定、マルコ見たことがないッと言っていた。
でも1キロ7ユーロちかくしたこのフレッシュアーモンド、むいて食べられる中実になったのは100グラムもなかったかもしれない。
おそらく一生のうちで食べた一番高価なナッツだと思う。
もう買わないぞ!
これからはクルミだけにしよう、と思う。