実は日本はイタリア語であふれかえっている !!!
3月に入って、からりといいお天気だったのは2日間ほどだけで、ずっと、雨が降っている。
1日中降り続けることは少ないけれど、それでも集中的に強く降ることもあり、もう、野原も、畑も、飽和状態と言っていいほど水浸しで、もう地面が水を吸収しない状態。
それなのに、まだあと10日近くもこんなお天気が続くとの予報が出ている。
3月は MARZO PAZZO (狂った3月)といって、どんなお天気になるかは予想できないことが多い。寒がりの私でも、半そでのTシャツで過ごせた年もあるかと思えば、今年のように雨ばかりの年もある。
今、卒業旅行の日本人観光客がとても多くて、せっかくイタリアに来ても、ずっとこんなお天気なんてちょっと気の毒だなと思う。
写真は今年1月にたくさん雨が降って、『警戒水域1』というのを超えそうになった時の、フィレンツェ、アルノ川の写真。今もほぼこの状態に近い。
さて、続イタリア語。
知らないと気付かないけれど、実は日本はイタリア語であふれかえっている。
氾濫!と言ってもいいくらいだ。
ドレミファソラシドもそうだし、ピアニッシモ、アダージョ、フェルマータなどの音楽用語はすべてイタリア語。
特に多いのが車の名前。
LUCE(ひかり), CARINA(かわいい), CIMA(頂点), LEGENDO(伝説)・・・もっといっぱいあると思うんだけど、すぐに思いつかない。
%パーセント、もイタリア語。
百分の○○の略で、イタリア語ではペル・チェントと発音する。
チェントは百のこと。
今すぐには思いつかないけど、中にはくすっと笑わせてくれるのもあって、男性用の整髪剤ルシードというのがあったと思うけど、LUCIDOと綴り、じつはイタリア語ではルーチドと発音し、てかてかした、ピカピカの、という意味。
何か笑えるでしょ。
ショッピングセンターの名前から、お菓子の名前まで、こんなものにまで!!というほどいろんなものがあって、また思い出したら報告します。
そう、そう、私がある展示会でお手伝いをしていたことがある会社の社長さんはサンブカーリ・ジルベールトという名前で、会社の名前は彼の名字を取って、サンブカーリといった。
でも日本の人には覚えにくいのか、
『サン・ブリカさんですか??』
と言ってよく、電話がかかってきた。
おじさんの名前もジルベールトで、日本人には覚えにくい。
そこで、私はお客さんから
『社長さんのお名前は??』
と聞かれると、
『三分刈・じる兵衛です!』
と答えていた。
そうすると、脳みそに漢字でインプットされた名前は憶えやすいのか、間違いは少ない。
『じる兵衛さんなの??』
とお客さんが受けて笑うと、
当のサンブカーリ・ジルベールトさんは、何がおかしいんだろうと思って、わたしに聞く。
『何を話してたんだ??』
『うん、彼らが、あなたの名前を聞くからおしえてあげたのよ。』
(おきゃくさんに・・・)『このイタリア人の社長の名前は??』
(すると、お客さんたち、声をそろえて)『 三分刈・じる兵衛 !!』
『ほらね、あなたの名前、ちゃんと言ったでしょ!』
(おじさん)『納得!』
わたしは今、あまり通訳のお仕事はお受けしていないが、生き物を扱うだけに、大変だけど、とっても面白かった。
まだまだいろんなエピソードもあるけれど、それはまたこんど・・・
また中途半端に終わらせていただきます。m(__)m