ね こ ろ ぐ

イヌのココロを持ったネコ。イタリア暮らし。ドラマチックな毎日をつづっています。

旅の服装

 

 

 

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RIMINIのビーチ

イタリアも8月15日はフェッラゴストという祝日で、8月前半にお休みを取るひとも、後半にとる人も、その前後はお休みになっていることが多い。

だからう海辺の町は超満員でなくてはならないのだけれど、お昼ごはんを挟んだ前後の時間とはいえ、写真のような状況。

この不況、イタリア人にはどっしり重いようです。

 

 

さて、いまさら・・・感もあるけれど、旅行のときの服装について一言。

今は、一昔前ほどではないけれど、フィレンツェの町の中心地や、ミラノのモンテナポレオーネ、ローマのコンドッティ通りなんかにも、まるで山登りをするような服装の日本の人をたくさん見かけた。

特に、団体旅行をしている人にそういう服装の人が多いようにお見受けした。

きっと、出発前に旅行社から

『動きやすい服装で』

とか、

『歩きやすい靴で』

とか、お知らせがあるんだろうと思う。

 

どのイタリアの町でもそうだけれど、町の中心地に大きな観光バスが入っていって、駐車できるところは少ない。

それがまして団体で宿泊できるホテルのまん前なんてことはなかなかない。

だから、ホテルはせっかくイタリアまで来ても、味わい深い雰囲気のある町の中心地ではなくて、空港のそばだったり、はたまた格安のツアーだったりすると、『だれが泊まらはんねんやろ、こんな場所のホテル・・・』と思うような郊外のホテルだったりする。

だから、運よく、街中のホテルなら、ツアー客は遠くに止められたバスから歩いてホテルまでいかなければならないし、そうじゃないホテルは街の中心地までタクシーで何千円もかかる場所になる。

格安ツアー、時間と内容からするとお得じゃない場合が多いですよ。

 

旅行中は、歩け、歩け。

お年寄りなんかはどうするんだろうと要らぬ心配をしてしまうけど、1週間ほどのこういうパッケージツアーに参加すると、きっとバスの中ではぐったりで、ゆったり景色を眺めることもできないだろうなぁ、と想像。

 

でも、もし、これが日本の銀座や京都の中心地だったら、きっとみんな、帽子に斜めがけのポシェット、スニーカーなんていう山歩きの服装では行かないと思うんだな。

で、イタリアの町についても着替える場所も時間もないから、その服装で高級ブティックに入っちゃうから、どうも見ていて違和感がある。

しかも、日本の風習で、棚にきれいに並べてある商品を自分の手で取ってぐちゃぐちゃにしてしまう。

言葉の問題もあって、言いたいことを店員さんに伝えられないのはわかるけど、商品を見せてくれるのが、店員さんのお仕事なので、勝手にいっぱい触っちゃうのはエレガントじゃない。

人の話で、高級レストランに行って、あまり良くない扱いをされたってお怒りになってる人のことを聞いたことがあるけれど、料理だけでなく、雰囲気も大切にしているようなレストランなら、それにふさわしい服装で行かないと、お店にとっても、ほかのお客さんにとっても迷惑な話で、そのあたりが原因なんじゃないかなぁ、と私は踏んでいる。

 

まあ、以上のようなお話は、いろいろ学んだ日本人には減ってきてると祈りたいが、最近大勢押し寄せてくる近隣の大国のかたがたにはそういう人たちも多くて、あまり良いうわさは聞かない。

大国の方々もちょっと前と比べると、ずいぶんおしゃれになりましたねぇ・・・

でも、お金を払えばそれでいいというのではなくて、そこにはやっぱり、心遣いを欠かせることはできませぬ!

 

パキスタンのアララちゃんだったけ??

名前は忘れてしまいましたが、みんなが気持ちよく暮らすのには考え方の偏らない教育が不可欠ですね。

また話が違う方向にいって、もっととりとめもなくなりそうなのでこの辺で・・・