カメラもなく、腕もなく…
フィレンツェ、サンタ・マリア・デル・フィオーレ。
ジョットの鐘楼に上った日に帰りに1枚、ぱちり。
ほー、空が真っ青に映ってる。
毎日雨と曇り空の日々だったから、このブルーは印象的。イタリアの青い空!
(フォトライフを使っているっていうことにはなっているけれど、何がどーなっているのか、お気に入りとか、いろいろ仕掛けがあるみたいだけど、あんまりよくわかっていません。)
お天気が良くて、テキトーな被写体に恵まれると、腕も、立派なカメラもなくてもなんとなくそれなりに写ってくれる。ありがたや!
これでも写真を売ったことがある。
というか、買ってくれた、きとくな会社がある。
何年かまえ、ある医療関係の小冊子に、表紙の裏に小さく写真入りで、コラムを依頼されたことがあった。
なんとテーマはレオナルド・ダ・ビンチ。
あるグラフィックの会社の素敵な女性の社長が、わたしがそれ以前にも、いくつかレオナルドをテーマにしたほかの仕事をコーディネートしていたのを知って、きっと一か八かで依頼してみたんだと思う。(危ない賭けだ!)
当時、わたしはレオナルド・ダ・ビンチのことなら何でも知っているとうそぶいていたしね。
(それに、我が家には間違い電話もかかってくるし。イタリアでしか考えられない間違い電話)
8回くらいの連載だったので、まず、こちらが出したテーマを検討し、最終的に依頼主と代理店が決めたものに沿って、写真と短い文章を送っていた。
連載がスタートする前にまず、どんな写真を持ってるのか、送ってほしいといわれた。
写真は、レオナルド関係の仕事の折に、ブログにも載せてるようなメモ代わりに撮っておいたものがほとんどだった。
添付メールで20枚くらい手元にあったレオナルド関係のものを送ったら、
『全部買いましょう。』
という返事がきた。
うっそー!
・・・うんと中略
日本に帰った際にその関係者でお食事に行った。
その会社の社長さんのご主人はカメラマン。
食事中に私がバッグから取り出した小さいサイバーショット(しかも色は白!)をみて、
ご主人がわたしに
『まさか、それで撮った写真だったの?』
わたし
『はい!』(きっぱり)
カメラマン
『せめて小型の1眼レフだと思ってたよぉ!!』(ひなんごーごー)
1眼レフはバッグに入らないのです。(重いしね。)
そういうわけで、腕とカメラにふさわしくない収入を得てしまったのです。(申し訳ありませんでした。)m(__)m
でも、はてなブログにみんなが載せてる写真などを見ていると、やっぱり違うなぁ…と思うところが多々あって、やっぱり1眼レフじゃないとだめなのかなぁ・・・
それともサイバーショットも、ちょっと勉強して、テクニック使うと、みんなの写真のように写せるのかな、と思ったり。
カメラだけでもダメ、腕だけでもダメ。
やっぱり両方いるんだろうなぁ…
悩むところではあります。