ね こ ろ ぐ

イヌのココロを持ったネコ。イタリア暮らし。ドラマチックな毎日をつづっています。

市場オペラ


Opera at S.Ambrogio Market in Florence - YouTube

何年か前のフィレンツェ。サンタ・アンブロージョのマーケットの中で行われたオペラ。

お肉屋さんや食堂、お客さんの中に仕込まれたオペラ歌手たちが、一人、また一人と当然歌い始め、市場オペラに。

イタリア人にとってオペラがどういうものなのか言葉でなく、体で感じることのできるイベントだった。

 

 

 日本では40度を超えるってことはあまりないみたいで、この数日の暑さは結構事件になってるようですが、イタリアではちょくちょく40度を超えるときがある。

 

 

 忘れもしない、2003年。

5月の末あたりから、季節外れに35度を超すことが多くなり、6月7月8月と、3か月間、そういう気温が続いた。

特に7月の末から8月中ごろにかけては40度を超す日が多くなり、フィレンツェでも、日ごとに、今日は40度、その次の日は42度、またその次の日は…と、どんどん気温が上がっていった。

ちなみに天気予報で表示される気温っていうのは、

日陰の

地面から1.5メートル上の白い百葉箱の中で測定したもんでしょ。

 道も家も石でできている街で、それらの石がカンカンに焼けてすっかり熱くなったら、その照り返しを受ける幅の細い道や、家は40度でおさまるはずがなく、ほんとうにオーブンの中を歩いているような感じだった。

 その日、友人がスーパーマーケットでパックの牛乳を買い、家に持って帰ったらチーズになっていたと笑っていた。

 しかもヨーロッパの普通の家にはセントラルヒーティングの暖房はあっても、冷やすほうのエアコンはついていない家のほうがほとんど。

 西向きに大きな窓のあるワンルームに住む別の友人は、暑さのため、どうしても眠ることができなくて、濡らしたバスタオルをかぶって寝たんだそうだ。

 

 イタリアでもそうだったけど、確かフランスではもっと多くの死者を出したと思う。

 

 今年はというと、3日くらい前まではフィレンツェでも40度近い気温だった。

でも昨日あたりから34度くらいまで気温も下がり、しかも湿気も少なく、すこぶる快適。

 

 それでも、セネガル人の友人はフィレンツェのほうが、アフリカのセネガルよりもずっと暑いっていうんだ…