ね こ ろ ぐ

イヌのココロを持ったネコ。イタリア暮らし。ドラマチックな毎日をつづっています。

ほたる

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『イタリアにはホタルなんていないんじゃあないか?』

そう考えたのは、ほかでもない、わたしの母です。

友人とホタル狩りツアーに出かけたハハハ、母は、

帰ってきてそうそう、そう言うメールを送ってきました。

 

ところが、ムジェッロ郊外にあるマルコの家は、今、ホタル満開!

周りをぐるりと杉とくるみの木に囲まれた小高い丘になっているのですが、

その木の根元から、腰の高さくらいまでのところに

ゆらゆら、キラキラ輝くホタルがいっぱい。

まるでクリスマスのイルミネーションのように小さな光がともったり、消えたり…

昔は、もっとたくさんのホタルが、麦畑のほうにもたくさんいて、夜麦畑を歩くのは、ホタルをかき分けるように歩いたんだそう。

なんてメルヘンチック!

 

でも今は麦畑も減り、農薬などを使うこともあってか、家の周りの、林の根元くらいにしか、こんなにたくさんのホタルを見かけることはなくなったそうだ。

 

本格的な夏を前に、フィレンツェではたくさんのお祭りやイベントがある。

これは、古代サッカーの試合の前に行われる、ルネッサンスの衣装を身につけた人々のパレードで、その数およそ500人。

この古代サッカー、サッカーというのは名ばかりで、手を使っても、相手をはがいじめにしても何でもアリ。

とりあえず、ボールをゴールすればいいという、シンプルなルールでサッカーというよりはレスリング。

旧市街を赤、青、白、緑の色で4つの区域に分け、トーナメントで6月の週末に試合が行われるのだけれど、だいたい、いつも青が勝つと決まっている。

なぜか。

青のチームは、フットボールの選手を中心に構成されているからなのです。(>_<)

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旗投げの人たち。

カラータイツがよく似合ってるでしょ。

日本人だと、ちょっとこうはいかない。

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この日は今年に入って初めて30度を超えたといっていいくらい久しぶりの晴れで、おまけに暑かった。

この衣装を着てのパレードは大変だったと思う。

ごくろうさま。