ね こ ろ ぐ

イヌのココロを持ったネコ。イタリア暮らし。ドラマチックな毎日をつづっています。

付加価値

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今日は久々に朝から青空。

こういう日は朝も元気。

昨日は雷の伴奏つきの大雨が降って、テレビのニュースではプラハが水に浸かっている映像がでるし、

なんせ、今年に入ってから、3日続けてすっきり晴れた記憶がない。

もう6か月間の梅雨状態。

2月3月は卒業旅行の日本人学生らしい人たちがたくさんいたけれど、1週間の滞在中、ずっと雨だったって人もいると思う。

去年の7月から後半は、これまたまったく、雨が降らなくて、

『このままだはイタリアは砂漠になる!』

なんて叫んでいたのがうそみたい。

今やイタリアはどこもぬかるみです。

 

その影響で、野菜など農作物が根くさりし、去年の価格より30%くらい高くなっているらしい。

 

というわけではないが、写真のかぼちゃはネーム入り。

ネームが入っているからか、やや高め。

今や何でも付加価値をつけて、ちょっとでも高く売る努力をする。

この国は600年前のルネッサンスの時期からそういうことに長けたお国柄だからねぇ。

日本もちょっと前から『○○さんの作ったメロン』とか、出所を明らかにして、差別化してるよね。

○○さんに高く払った分、おいしかったら納得するけど、

そうじゃなかったら、お怒りとクレームもこうむるわけで、出所を明らかにいするのも勇気のいることかもしれませぬ。

 

でもネームいりカボチャ、初めて見た。

かぼちゃの皮に彫ってあるよ。

これはCOOPで購入。

これはマントバーナという、日本のかぼちゃに近い味のかぼちゃで、わたしはかぼちゃと言えばこれを買う。

おいしいのにあたると、甘くてぽくぽくとした触感。

日本風に、甘辛く煮つけることもあるけれど、1センチほどの厚切りにして、オリーブオイルでフランパンで焼いてもおいしいよ。

でもイタリアで一般的にかぼちゃと言えば、あのハロウィーンに出てくるオレンジ色の皮のでっかいやつ。

でもこちらは、水っぽく、繊維質で私の口にはあまり合わない。

 

本音を言うと、○○さんが作ったものでなくても、ネームが入ってなくても、安心して食べられる手おいしければ、そしてさらに安ければ、うれしさも倍増するのに。