外国語の一つくらいしゃべれなくても死ななくていい!!
尊敬する、キモノブロガーが『外国語の一つくらいしゃべれないと、死ぬ!』と書いてらっしゃるんですが、半端にちょっとかじったくらいの外国語を話されるほうが、通訳する人間としては、扱いにくくござります。
もちろん、ちょっと外国を旅して、その国の人とひとことふたこと話すくらい、
土産物屋さんで、お土産ちょっと買うくらい、
そういうのだったら、ぜんぜんかまわない。
加害者も被害者も自分自身なんだから、大いにコミュニケーションを楽しむべきです。
わたしの友達みたいに、ビールを注文したら、ミルクが来たり、カップチーノを頼んでいるのに、大盛りのパフェが来ても、死ぬことはない、笑って来たものを食べましょう。
(逆に、何と言ったらビールを注文して、ミルクを持ってきてもらえるのか、ふしぎ。魔法のようです。彼女のイタリア語。(*_*) )
でもお仕事のときは、半端に知ってる単語なんかを使われると、かえってややこしい。
『ぱつうら、パツウラ、発裏 !』とオヤヂが叫んでいるから、それは何語のなんという意味なんだ???と私は考える・・・
オヤヂのほうは、どうも、イタリア語を話しているつもりらしい…
オヤヂの言葉は無視して、状況の前後を考える…
『!』
『 FATTURA(ファットゥーラ・請求書)』のことなんだ!
おじさーん、素直に請求書って言ってよぉ…なやむじゃん。
オヤヂ『ししゃも!シシャモ!』
わたし・・・『なんのこっちゃ…???』
『!!』
『Ci siamo!(チ シアーモ みんなここにいるよ/それでお互い了解)』
(ーー;)
ねーーー!!
そういえば、もうずいぶん長く一緒にお仕事させてもらっているクライアントから、
『ぼくがいーっぱい話したのに、ちょっとしかイタリア語に訳さない時もあるかと思えば、ぼくが一言しか話してないのに、たくさん話す時もあるけれど、ちゃんと訳してくれてるの?(疑・・・(-.-))』
『それはね、社長。
私と社長は”きつねうどん”といえば、何のことか知ってますよね。
でも、きつねうどんのことを知らない人と、きつねうどんのことを話すときは、小麦で作った太いパスタが、魚と醤油で作った熱いスープに浮いてて、”きつね”うどんとはいうものの、甘く煮た、きつねのお肉は入ってませんよ!ということをまず、A4に2枚ほど話さなければならないでしょ。
だからです。(きっぱり)』
『ほんとかなぁ…』
にゃ!
ちょっと知ってると疑い深くなってしまう。
お仕事のときは、外国語は自分で勉強しようなどとは思わず、お金を払って、ちゃんと話せる人にやってもらいましょう。
そして、2,3回、問題が起きなかったからと言って、次からは自分でやってみようなどと思うと、必ず問題が起きるものです。
問題が起きない、というのは、言葉がわかる人がきちんと処理しているから問題が起きないのであって、わからないままにやってると、必ず問題は起きるようになっているのどす。(^_^)