ね こ ろ ぐ

イヌのココロを持ったネコ。イタリア暮らし。ドラマチックな毎日をつづっています。

残さずに、おいしく召し上がれ!!完成写真のないお料理ブログ (>_<) ?

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アーティチョーク。イタリア語ではカルチョーフィ。 ローマ産や、サルデーニャ産、トスカーナ産、色も形も様々。これはトスカーナ産、モレッリーノという種類。

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まず先っちょの堅いところをバサッと切って・・・

肉厚の花弁が、かたくしっかり巻いているのが新鮮で、よいアーティチョーク

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周りの堅い花びらを外してから・・・

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4つ切り。雄蕊のふわふわの部分を取る。

茎はトスカーナの人は食べないらしいけど、私は外側の堅い部分を外して、一緒に入れてしまう。茎は、苦みがあって、後味が甘く、ゴボウの味に似ている。

食べられるのはこれだけ。

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今日はにんにく、玉ねぎと白ワインで、ちょっとローマ風。

アーティチョークは筍とごぼうを混ぜたような味。 (*_*) てんぷらにしてもおいしい。食べちゃったので完成写真はない。ごめんなさい。

 

 

 

今となっては、ほとんど好き嫌いなく何でも食べる。

好き嫌いなく、っていうのは間違ってるな、嫌いなものも、喜んでじゃないけど、食べられるようになった、というほうが正しい。

 

小学校のころは、給食がつらかった。(>_<)

好き嫌いが多かったわたしにとっては、拷問のようなもので、

ほら、よくいるでしょう、みんなが食べ終わってお掃除しかかってるのに、一人だけ食べ終わらなくて、最後まで食べてる子。

先生が、『もう残してもいいよ。』と言ってくれるのを待ってる子。

でも、先生も、そういつもいつも残していいよと言わないから、

みんながもう片づけてしまった後だから、一人で給食室にお盆を返しに行く、そういう子供でした・・・(ーー;)

 

お肉はにおいが嫌で食べられなかったし、

魚は生き物の形をしてるからダメだったし、

野菜は苦くて、ご飯を食べるのは邪魔くさかった。(今もそうなら、もっとスリムなはずなのに!!)

子供のころ、母が作ってくれたカレーは、何もかもみじん切りになっていて、姿がかろうじてわかるのはジャガイモくらいだったかもしれない。

唯一喜んで食べたのが、チョコレートでカバーしたレーズンのお菓子。

子供のころは、目の前に並んだ夕食を、全部食べたら、そのデザートを食べてもいいということになっていて、涙目になりながら、魚や、野菜を食べた記憶がある。

 

その私が、今や、血のしたたるフィレンツェ風ステーキなど食べられるようになったんだから信じられないねぇ。

人間好みは変わるもんだ。

 

相変わらず、あまり得意でないのは、もどした乾燥シイタケ。

あれって、においが強すぎて、どんなものに入れても、全部シイタケのにおいになってしまうでしょ。

茶わん蒸しに浮いてる戻したしいたけ(5ミリほどの厚さにカットしたやつ)は、ぬるぬるしていて私にはまるでナメクジ。食べるけどね・・・なんとか。

 

もう一つあまり得意でないのは、八宝菜のエビ。

それは、あるテレビの番組で、アフリカのどこかの国の人が、ご馳走だとか言って、倒れて腐った木の幹をめきめきと割り、中から出てきた白いカブトムシの幼虫みたいなのをぺろりと食べたのを見た瞬間に、あまりのショックで、その映像が脳みそに貼りついてしまった。

その映像を思い出すと、どうも八宝菜のエビが食べられない。

 

なぜ、今日、こんな話を書いてるか??

それは、工房に時々中国人の女の子が来るのだけれど、彼女がしばらく上海に帰ってないから、食べられなくて、さびしい思いをしているメニューがある、と言い出して、

『なんなの、それは、CANE(いぬ)?それともGATTO(ねこ)???』

ってふざけて聞いたら、

『もしかしたら、あなたは怖がるかもしれない。』(もじもじ・・・)

『なあに、なあに、その食べ物は???』(興味深々!!(?_?)

 

『セミ!』)^o^(

『!』(゜o゜)

 

日本でもポピュラーでないとはいえ、イナゴやハチの子を食べるらしいからおんなじと言えば同じかもしれない。

わたしには想像できないけど、セミは香ばしいらしい。(想像するのも怖い。またトラウマにならなければいいが。)

 

こっちにいると、日本人はクジラを食べるといって、よく非難される。

でも、わたしにとっては牛や、豚、羊だって、同じこと。

ヨーロッパでは、チキンとほぼ同じポジションでウサギも食べる。(ごめんね、先生)

日本ではどちらかというと、ペットとしてかわいがる動物なので、スーパーマーケットで、お肉売り場の発泡スチロールのトレイの上に、ウサギの頭が3つ、並んでパックにされているのを見たときは、心臓が止まるかと思うほどびっくりした。

フィレンツェでは鶏のトサカの料理もあるらしい。

わたしは食べたことないけどね。

 

あれは食べてもいいけれど、これは食べちゃいけないみたいな、偏った視点で他国の文化を批判するのはよくないと思う。

世界の生き物のバランスを崩すほど動物を殺すのは、たとえどんな動物でもよくないと思うし、いっぱいだべられるように、ものすごい数を繁殖させて、たくさん殺すなんてのはもってのほか!

ミルクだって、牛のお母さんが、子牛に飲ませるのを私たちが横取りしてるわけだし、トリに至っては、せっかく産んだ卵まで食べちゃうんだからね。

わたしたちはもう少しセンシブルになって、

食料になるために、命を犠牲にしてくれた動物たちを、無駄にしちゃいけませんね!

 

残しちゃだめよ!!

 

追記*このブログにコメントを残してくれた人がいて、お知らせがメールで届いたのだけれど、このページにも、その人のブログにもそのコメントが現れていなくって、どこに返事をしたらいいのかわからないのです。ごめんなさい。

だいたい、どこをクリックしたらどーなってとか、そういうシステム自体あまりわかっていない。自分が使っているアイコンしかわかってませんから、(それもまちがってるかも・・・)いろんなテクニックが使えません。

そういうわけです。

よろしく&ごめんなさい。

(^_^)