万人の願い
イタリアでは12月24日の夕方、いつもよりちょっと早めにお店が閉まったり、仕事が終わったりしてクリスマスイブを迎え、25日は休日、そして26日はサント・ステファノという祝日でこの日もお休み。その理由は、クリスマスもお仕事をしたレストランや家政婦さんたちにも休日になるようとの理由だからそう。
そして大晦日に新年を迎えるパーティが終わったら、1月1日はほとんどの人は休息日。
2日からは全く平日と変わらないので、もう何年もこの時期日本に帰っていない私は、しばらくお正月の雰囲気を味わってない。
今年はお餅もないしなぁ…
と思っていたら、日本から遊びに来た友人が和菓子の箱を持ってきてくれた。
わーい!!
お茶と佃煮はよくいただく。
日持ちもするし、軽いし、持ってきやすいのだと思う。
確かにそれもありがたいが、おいしい和菓子はやっぱりうれし!!
友よ!
かさばるのに、ありがとうっ!!うっっ・・・
そして平日のまま1月6日、エピファニアを迎え、だいたいこの日の後にクリスマスの飾りつけが外され、街はすっかり元通りになる。
フェスタの期間中、フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅構内にはクリスマスツリーが設置されて、たくさんのお願い事が張り付けられていた。
でもねぇ、国や民族を問わず、だいたい人間のするお願いっていうのは万国共通なんだなぁ、と、あらためて思った。
健康とお金、よりよく暮らすっていうのはそれらによるところが大きい。
お金って、人間が便利に暮らすために、人間が作ったもののはずなのに、今や、人間のほうがお金に支配されている。
うーむ…
これ、上のツリーのお願い事が貼られた部分のアップ!
しばらくいいお天気だったから久々に傘のいる日になった。
これはウフィツイ美術館のアルノ川沿いの窓から見たベッキオ橋。
くっきり、ぱっきりもいいけど、雨にけむる街も好き。
ウフィッツイのテラスに行ったら、陽が差してきた。
みんな記念撮影を始める。
その日行ったレストランに在ったプレート。
『生きよ!
今、この瞬間にも死がおとずれるかもしれないと思って。
思考せよ!
生は限りなく続くものだと思って。』
では、おいしくいただくことにします。(^_^)