ダンテ・アリギエーリ
今日はタイトルからして、重厚。ふふん!
『だ・ん・て!』と口に出していっただけで、ちょっとインテリジェンスがUPするような気がしませんかぁ???
桃やピザとはちょっと違う。(^_^)
上の建物はオルサンミケーレという、教会につながってある、中世のフィレンツェの羊毛組合の建物。
かねてから、一度入ってみたいと思いながら、非公開のため、チャンスがなかった。
今はダンテ・アリギエーリ協会だったか、なんかそんな半官半民のような組織が運営している機関が125周年を迎えたとかで、招待状が届き、いそいそと出かけた。
フレスコ画などは1300年代のもの。
ダンテはラベンナで死んだが、そのあと骨の1部はフィレンツェに持ってこられ、というか、略奪してきたんじゃなかったかな、で、真ん中の白い部分にダンテ様の骨の粉が入っている。
ダンテの肖像と言えば、だいたい、月桂樹の冠をかぶっているけれど、このフレームはダンテを埋葬する際ににかけられていた月桂樹だそう。
なんかすごいな。
ダンテとベアトリーチェ。
ダンテの顔は下の写真にある、ダンテのデスマスクからとったコピーと言われているものから想像しても
ちょっとハンサムに描きすぎ?
ダンテのデスマスク。
羊皮紙に手書きで書かれたダンテの本。
神曲かな。
1枚ずつこんな風になめした羊の皮に書かれたのだと思うと、本というものが当時いかに貴重なものだったか想像するのは難しくない。
今日の協会と、ダンテに関する講演を約1時間にわたってわかりやすくやってくれたのは、フィレンツェ市議会の議長さん。
もちろん、フィレンツェという町柄、こういった歴史に関する話題などにふれることは多いだろうけれど、日本の政治家で、例えば、地元の歴史や文化について彼のように講演できる人って、いるだろうか??
多くはないと思うなぁ…
今日はアフリカからの熱い風で、最高気温が40度くらいまでに達するとの予報。
午後ローカル線の列車に乗らなくちゃいけないのがちと不安ではあります。