おっぱいの心配ごと
今日、ちょっと右わきと右の胸が痛い。
よくあることで、きっと何もないと思う。
マンモグラフィーは市役所のお知らせが来るとちゃんと行ってるし、
そうでなく、今回みたいにいつもよりちょっと痛いと思って自主的に検査に行ったこともある。
その時のドクターは『女の人は、病気でなくても時々痛いもんなんだ。心配しなくて大丈夫。』
と説明してくれた。
大学生のとき、仲良しだった友人が乳がんの手術で左胸を完全に切除するという大きな手術を行った。
幸い今も元気だけれど、19歳で乳房を一つ無くすっていうのはどんな気持ちだっただろうって、今更ながらに思う。
彼女は大学に通う列車の中で、たびたびわたしや、別の友人に乳房の中にぐりぐりがないかという質問をしていた。
成長期の頃のおっぱいの真ん中には、確かに硬い部分があったし、私たちも無知だったから、彼女の質問には、『うん、あるよ。真ん中のあたりはなんか固いものがある。』と何度となく答えていた。
それが夏休みが終わっても、彼女が学校にこなくなって、病院にいることを知り、自分たちの無知さ加減に、重い罪を感じた。
昨日、アンジョリーナ・ジョリの乳腺切除のニュースを読んで、複雑な気持ちでいる。
乳がんの可能性があるから、先におっぱいの中身を取り出しておく。
それで、
『ハハハ、これで私は乳がんの心配から解放されたわ!』
ってなもんでもないだろうし、
だからと言って、病気のリスクにドキドキしながら生きていくのもなぁ…
胸を切除した友人は、あのあと、
『ちょっとでもおかしいと思ったら、病院に行け!』
っていう。
そういわれて、何度か検査もしたけれど、比較的健康体に生まれている私は、いつも迷うんだ。