アンチエイジングの不思議
昨日の夕焼け。ベッキオ橋から。
ファンデーションがなくなったから新しいものを買いに行った。
BBクリーム。
韓国だけじゃなくて、ヨーロッパのコスメティックの会社もBBクリームというのを作るようになった。
『B』より上を行こうと、CCクリームというのもあった。
いつも不思議に思うこと。
どんなお化粧水、クリーム、美容液を買っても、
お肌のきめを細かくし、
張りを持たせ、
つやを出し、
しわも目立たなくなって、
リフティング効果もあって、
シミもなくなって、
ぷるんぷるん!!
10歳若いお肌!!
なんて言ううたい文句の美容液やら、栄養クリームやら、夜には夜のナイトクリームやら朝には朝のデイクリーム。
本当に効果があるなら、みんな曲がる前の25歳でいられるはず???
なんかおかしい。
わたしは、そういうお化粧品、ほとんど使わないけど、『ぷるぷる』、とか『きゅっ!』という言葉に惑わされて、つい買ってしまうときもある。
でも、基本的に、『オリーブオイル配合』とあって、オリーブオイルがお肌にいいなら、オリーブオイルを使えばいいじゃん!アロエ配合なら、アロエを使ったほうがいいんじゃないの、という考え方の持ちぬしなので、何万円もするクリーム様には縁がない。
ちょっと前にもあったけど、『ビタミンC1000mg配合』ってもしかして1グラムのことでしょ?
クリームひと瓶、わたしの場合、何か月も持つから、1回あたり、いったい、何ミリグラムになるわけ???
で、ビタミンCって壊れやすいのに、そんなに長く持つのかな??
疑問だらけ。
そう思いながら、鏡をのぞく今日この頃。(^_^)
わからぬ会話
イタリアでは携帯電話のマナーが悪い。ミラノからフィレンツェまでの2時間を隣に座った人が、ズーーーっと電話しっぱなし、なんてこともよくある。
傍迷惑なことったら。
今日も列車に隣り合わせた女性が電話してた。
すぐに切るのかな、と思っていたが、延々と話が続く。
席を変わろうかと辺りを見回したが、週末の今日は結構いっぱいで立ってる人もいる。
どうもロシア人らしい。
「ウクライナシュ」
と言う言葉が聞き取れる。
ウクライナ人だ。
どうも話の雰囲気が重い。
そう、彼らの国は戦争している。
住む場所に困っている友人がいるのかもしれない。
親戚の誰かが死んだのかもしれない。
食べ物や薬が手に入らないのかもしれないし、国外脱出を計画しているのかもしれない。
私の隣にいる人が現実の戦争と隣り合わせている。
私はIpadに入れたバカンスの写真を見ながら、彼女のわからないロシア語に聞き耳を立てている。
ものすごいワイルドな温泉に行った
8月15日はイタリアでもFerragostoという祝日。
私たちもすでに6月にコルシカに行ったけれど、もう一つおまけの夏休みをフィレンツェから車で2時間くらいのドルチアの谷と呼ばれる地域で過ごすことにした。
Bagni di S. Filippo
オランダやドイツからキャンピングカーできてる人もたくさんいる。
マルコは『カバがいっぱいいるみたい。』といつものようにひどいことを言う。
おい、こども!危ないぞ!!
ちょっと上流に行くと、水も透明。水温も上がる。
左上に小さなマリア様の像がある。
犬も入ってた。
じゃあ、イヌより下流の人は、イヌの使った水に入ってるってことかい?
ブラックなトマトたち
いつ頃からだろう、八百屋さんや、スーパーマーケットの棚に、見たことがない新種?のお野菜が並ぶようになったのは…
日本でもアイスなんとか・・・っていう葉っぱや、エリンギかエンギリかどっちかわからないけど、そういうきのこ、昔はなかったと思う。シメジと、エノキタケくらいだったんじゃないかな。
知らない名前のおいもや、etc,....
トマトに関しては、ここイタリア、原産国ではないにせよ、トマト王国イタリアのこと、もともといろんなトマトがあった。
たぶん、シチリア産のパキーノという、ミニトマトが世界中でサクセスしたあたりから、急にマーケットに並ぶトマトの種類が増え、ユーロになったのに合わせて値段も高価になったと思う。
この写真の黒トマトはたぶん今年初めて見た。
何年か前にはパキーノくらいの小粒の黒トマトで1キロ8ユーロくらいの値段で売っていたから、普段の庶民の食卓には手の届く範囲ではなかった。
だってその昔、普通のトマトはこの時期1キロ、500リラ、そのころのおおよその両替率で考えると日本円で30円くらいだったんだから、1キロ8ユーロ(=1600リラ=およそ1000円)のトマトがいかに高価なものかご理解いただけると思う。
今日、何日かぶりにマーケットに行ったら、今まで小粒のでしか見たことがない黒トマトのノーマルサイズ・バージョンが1キロ3ユーロだったので、買ってみたというわけ。(^_^)
さっそくお味見。
香りは強めで、甘みも酸味も強い。
味が濃い、っていうんでしょうね。
ついでに皮もしっかりしてる。
なんだか昔懐かしい、男性的な感じのトマトでした。
今夜はこれでブルスケッタにしよう!!!
暑中考
今日から暦の上では『立秋』だそうで、あいさつの言葉も『暑中』ではなく、『残暑』になるんだそう。
今年の日本の暑さは尋常ではないと、嘆くメールが日本の友達から届きます。
そのうえ、また台風も近づいているようで、こころ休まりませんね。
とはいうものの、暑い、寒いの気象状況が話題にできる国は平和だとおもうよ。
...
イタリアは、ウクライナや、イスラエル、それにアフリカとも地続きだし、シリアやリビアからゴムボートや古い漁船に乗って海を渡ってくる難民たちが後を絶ちません。
受け入れるこの国も大変だけど、泳げないアフリカ人(プールやスイミングスクールもないから)があの大きな海にあんな船で、3,4日かけて渡ってくるのも恐怖だと思うよ。
私たちは6月にコルシカ島に行ったのだけれど、大きな船で、たった4時間。しかも昼間。
でもデッキから眺める海は、なんでも飲み込んでしまいそうに大きくて、小さな船で、夜、漂うことを思うと、どんなに孤独で、不安だろう。
ウクライナでも、ガザでも、つまらない戦いのために、なんだか人間の命って、ポイって捨てられる、お題にある、『ドン』となるのが、花火や雷ならいいけれど、爆弾かもしれない生活って考えられない。
ほんとうに宗教の戦争なら、この世では神さまに任せて、人間はは死んでからあの世でやればいいのにね。
戦争をやりたがる政治家や独裁者は安全な場所で、死んでしまうのは、戦争では何の利益も得ない人たちばかり。
ちなみにフィレンツェのベッキオ橋以外の橋はドイツ軍によって1944年に壊されて、今年で70年。
そのうち、たった一つの橋が、元の状態に、一つ一つ石を切り出して復元された。サンタ・トリニタ橋。
抹茶ういろう
写真を見て、
『なに、この貧相な和菓子!』
と思われたと思う。
タイトルに『ういろう』とあるからういろうかな、とも思えるけど、栗きんとんみたいにも見えると思う。
何を隠そう、昨夜、わたしが作った抹茶ういろう。抹茶があまりなかったため、抹茶ういろうという名前はついているけれど、抹茶風味は薄い。
仕方ないよね。
電子レンジで作れる。
小豆からさらし餡を作って、作るうぐいす餅と比べたら100倍簡単!!
あ、雨が降ってきた。
あ、こちこち音がする。
ヒョウ!!
フィレンツェは、稚内と同じ緯度にありますが、今年から梅雨が始まりヒョウのまじったスコールが降るようになりました。
ミラノではこの夏、30度を超えたのが4日間だけだったそうです。バカンスが本格的に始まった先週あたりから、海辺に行った人は雨の中、くらい、雨の浜辺を眺めているかもしれません。
おうちにいて、和菓子を作るのがいいかもしれません。
満員電車といえば
花梨 (id:hate7510)さんが満員電車について書かれているのを読んで思い出したことがある。先日の、友達の結婚式での会話。
(とらばしたよーーーン! (^_^))
日本は面積で言えば、イタリアとほぼ同じ。
人口で言えばイタリアの倍。
しかも日本の有効面積はイタリアよりも少ないだろうから、人がいっぱいいるのは当たり前。
イタリアでも大きな町の周辺は通勤ラッシュもあるけれど、ちょっと町の規模が小さくなると、さほどでもない。(車の場合)
電車通勤の人もいるけれど、ストなんかも頻繁にあるから、そもそも列車はあまりあてにできない。
特急列車は1時間に1,2本しかなくて、しかも、ほぼ予約制だから日本であるような通勤の満員電車というのは、ないに等しい。(と、思う)
先日、夕食を一緒にしていたイタリア人の一人が携帯で動画を見せてくれて、
『これは本当のことか、やらせかどっち???』
って聞くから、何の映像なんだろって思ったら、
通勤の満員電車に乗り込む乗客を駅員さんがおしこんでいる映像だった。
『E' vero ! (本当のことさっ!)』
と答えたが、わたしには見慣れた状況も、彼らにとっては、信じられないことで、彼はそんな満員電車に
『乗ってみたい!!』
って言う。
気持ちは遊園地のアトラクションに乗るのと同じみたいだ。
そういえば、マルコと東京に行ったとき、夕刻の超満員の新玉線に乗ったことがあって、びっしり、こんなに人と密接したことがない、トウモロコシ状態に、マルコは結構、面白がってた。
まあ、人生に何度かしか乗らないのと、毎日それに乗らなければならないのは違うことなんだけれど。
そういう話をしていると、ヨコに座っていた日本人の女の子の友達が、学生の頃、ラッシュアワーの乗客を押し込むアルバイトをしていたらしい!!
毎日2時間だけ、しかも、どこを押したらいいのか研修もするそうだ。
だって、女の人なら触っちゃいけない場所もあるからね。(^_^)
このアルバイト、イタリア人ならやってみたい人もいると思う。うん。